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- 桜庭先生
- 皆様、ご機嫌よろしゅうございます。本格的な夏の幕開けまで間もなくですね!鬱陶しい梅雨をジメジメとした気分で過ごすか、とびっきり楽しい夏を迎えるための「浄化の雨シーズン」と捉えるかは『心』次第。太陽からのエネルギーチャージも大事ですが、その前に心のデトックスもしっかり意識いたしましょうね!それではしなやか女子の心得第15回を始めさせていただきます。
しなやか女子の心得とは…
ビジネスでもプライベートでも使える!知っておきたいマナーや常識を、心磨きの達人が伝授する、大人女子のためのお悩み相談所。テンプレート通りの立ち居振る舞いでは、ちょっぴりお堅い女子に見えてしまいがち…。ここでは、周囲だけでなく自分の心をも解きほぐす、桜庭流の美しい所作や心の在り方をお教えします。
もしかしてデートに誘いにくい?男性から親しみやすい女子になるには?
- 相談者:
はるか
- 桜庭先生に質問です。第12回の「デートで奢っていただいた時のマナー」のエッセイ勉強になりました。ただ、私は男性からご馳走になったことがないので、何か近寄りがたいところがあるのかと気になってしまいました。一応、服装にもそれなりに気をつかっているのですが、、、アドバイスあったらよろしくお願いします。
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はるかさん、初めまして。
『
第12回:デートで奢っていただいた時のスマートな振る舞いとは?』
を読んでくださり、そして、早速にご質問いただきありがとうございます。
男性からご馳走になる機会がないことで、はるかさんを少々不安にさせてしまったようでごめんなさい。そして、ご質問の中で「デートに誘ってもらいたいな♪」という淡いお気持ちをお察しし、逆にわたくし自身とても嬉しく感じております。
まずお伝えしたいのは、男性からデートに誘ってもらえないことや、ご馳走してもらえないことは、はるかさんをはじめ、同じように経験がない女性に魅力がないからではありません。心のどこかでそれらを拒否しているか、単にアピール不足が原因というのがほとんどではないでしょうか。
はるかさんは、「服装にもそれなりに気をつかっているのに、何か近寄りがたいところがあるのでは?」ということを一番に心配されているようですね。ご自身でそう感じているのならば、確かに、近寄りがたいオーラを放っているのかもしれません。“オーラ”という言葉がしっくりこない方は、“雰囲気”に置き換えてみてくださいね。
この雰囲気を払拭するのは簡単です。
モテる女性と一緒にいることです。デートのお誘い以外にも、その親しみやすいキャラクターでいつも声をかけられる人気者の中に思い切って入ることです。乱暴な言い方になりますが、どさくさに紛れてモテる女の子になってしまえばいいのです。
1人で服装のことをあれこれ悩むよりも、モテる子の話し方や笑い方を観察したり、ファッションセンスを学んだ方がデート本番に向けても即効性があります。
いろいろなご意見があると思いますが、なにを隠そう
「そんなことは出来ない、したくない」と拒否していたのは、会社員時代のわたくしです。好感度や流行りの服よりも、上下同じセットアップの黒のパンツスーツを好み、“仕事出来る自立した風の女”を演じていたのでしょう。稼いでるアピールをしているため食事はもちろんワリカン希望。「ご馳走になっては悪い、恥ずかしい」と拒否し、強がっていたのは、結局、自分自身なんです。
そんな雰囲気の女性に誰も声かけられませんね。暗黒のモテない20代OL時代でした(笑)。
はるかさんは、今、どんな気持ちでいらっしゃいますか?
もしも、「デートに誘ってほしいな」「ご馳走になってみたいな」というお気持ちがあるならば、日頃から素直に伝える練習もしてみましょう。
『今度、新しくオープンしたレストランに行ってみたいな』
『○○が食べてみたいの。ぜひ、連れてってほしいな。』
『気になるカフェがあるんだけど、行ってみたいな。今度、声かけてね。』
バブル時代のお姉様方は、男性にご馳走されるのは当たり前。甘えながら明るくお願いごとをするのがとても上手です。時には気前よくご馳走して下さったり、スパッと気持ちよく割り勘ができるお姉様がわたくしは大好きです。
そんなきっかけで仲間との食事会が開催されたり、趣味仲間ができたり、念願のデートに発展したりと、沢山の願いを伝えリクエストすれば、必ずチラホラでも叶うのです。
言葉にしただけですよ。はるかさんも必ずできるはずです。
どうしても女性として自信がない・断られるのが怖いと躊躇してしまった時は、子供の頃を思い出してみてください。サンタクロースにほしいものを願った時のこと。お年玉をワクワクしながら受け取った時の感情。 「サンタさん、私は幼稚園一のブスなのに一番ほしいものをお願いしてごめんなさい」「叔父さんからもらった方のお年玉は何かと引き換えかもしれない」…なんて考えなかったですよね?!
親御さんの立場でしたら、ただただ喜ぶ子供の幸せな笑顔がみたくて与えたギフトです。
大人になったはるかさんは、すでに誰かにご馳走もできる立場かもしれません。
でも、子供のままのはるかさんでもいいのです。
奢る奢られるの愛の循環にルールもマナーも本当はありません。
自分を変えようと一歩勇気を出したはるかさんを応援いたします。
笑顔溢れる楽しいデートができますように!!
悩みの雲は晴れましたか?
『しなやか女子の心得』第15回、いかがでしたか?
お仕事だけでなく、冠婚葬祭やフォーマルなお食事会、彼ママ訪問など、大人女子がマナーや振る舞いに不安を感じてしまうシーンはまだまだ沢山あるはず。アナタが普段抱いている疑問を、桜庭先生に相談してみましょう。
↓ご相談やアドバイスのリクエストは下記から↓
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心磨きの達人・桜庭佳織里先生のプロフィール
幼少より、茶人の父のもと茶道の手ほどきを受け、研鑽を積む。
大手企業の第一線で活躍したのち、茶道の“心・心得”を通し、より豊かで幸せに生きるための茶ごころマナー、ライフワークを、各種団体・個人に向けて幅広く発信している。
- 桜庭先生
- 『モテ子BEAUTY』では、自分磨きに励む皆さまのお悩みを、茶道の精神“和敬静寂(わけいせいじゃく)”の心と、わたくし自身の経験をもとに解決していきたく思っております。今よりずっと豊かで美しくなれる心の在り方を、一緒に勉強してまいりましょう。