- モテ子
- ニキビは正しいケアで治るけど、痕を消すのって難しいわよね。
ニキビって、若い時には誰にでもできるし、自然と治っていくことも多いですよね。でも、人によっては、ニキビよりもニキビ痕(あと)に悩まされている場合があります。実は、ニキビ痕にも種類があり、痕になりやすい肌には特徴があるのです!今回は、ニキビ痕になりやすい肌や、ニキビ痕の種類についてお伝えしていきます。
ニキビは悪化するほど痕になりやすい

photo by Fotolia.com
ニキビは基本的に、何らかの原因で皮脂の分泌が盛んになることで、角質が厚くなったり、皮脂が毛穴に詰まったりする状態からできはじめます。
その後、白ニキビや黒ニキビになるもの、炎症を起こした赤ニキビ、さらに炎症が進んでしまった紫ニキビなど、いろいろな種類のニキビになるのですが、肌質や体質によって、炎症を起こす前に自然に治ったり、すぐに炎症を起こしてしまったりとその経過にはかなりの個人差があります。
また、ニキビは出来たもの全てが痕になる訳ではなく、炎症まで進んでしまったものほど痕になりやすいので、できるだけ炎症を起こさせないようにすることが望ましいのです。
ニキビ痕になりやすい肌質とは
ニキビ痕になりやすい肌質は、どちらかというとキメが粗く、肌が硬いタイプの人が多いようです。これは、クレーターと呼ばれる陥没型のニキビ痕が男性に多いことからもよくわかりますよね。そのため、男性ホルモンの影響が強い方や分泌が多い方など、肌の状態が男性の肌に近くなっている方が、ニキビ痕になりやすい肌質といえるでしょう。
また、思春期や生理前など、ホルモンバランスがくずれている時期も、男性ホルモンの影響で皮脂分泌が多くなり、肌質も男性の肌に近づいているので、ニキビ痕が残りやすい状態といえます。その時期のニキビは、特に痕を残さないように気をつけましょう。
ニキビ痕の種類
ニキビに種類があるように、ニキビ痕にも種類があり、おもに3タイプに分けられます。
1.赤みが残るタイプ
赤く炎症を起こしたニキビは、通常はニキビが治ると共に、赤みも引いてきます。しかし、ニキビは治っているのに、いつまでも赤みだけ残る場合があるのです。赤みが残っているだけなので、厳密にはニキビ痕とはちがいますが、長い期間残るので、ニキビ痕のひとつともいえるでしょう。
このタイプはいつもニキビが出来ているように見えますし、2〜5年くらい消えないことも…。気になる場合は、イエロー系かグリーン系のコンシーラーでカバーすると、隠すことができます。
2.色素沈着が残るタイプ
ニキビを無理につぶしたりして、皮ふの表面が傷ついたり同じ部位に何度もできたりしたことが原因で、ニキビ痕が色素沈着を起こし、茶色くシミのようになることがあります。いったん色素沈着を起こしてしまうと、なかなか消えにくいですし、さらに紫外線を浴びることによって、濃くなることもあるので注意が必要です。

photo by Fotolia.com
ホームケアとしては、UVケアをする、美白化粧品の使用、ピーリングなどが効果的です。
3.陥没が残るタイプ(クレーター)
ニキビが炎症を起こしやすく、大きくなったり連なってできたりしやすい方に、多いタイプです。紫ニキビのように炎症が進み、ニキビが悪化してしまうと、毛穴周辺の皮ふの深い部分までが傷ついてしまい陥没が起こります。
このタイプのニキビ痕が出来てしまった場合は、残念ですが完全に元に戻すことができません。ただし、美容皮膚科などの医療系ピーリングなどを行うと、かなりなめらかになることがあります。
最後に
ニキビ痕って、なかなか消えないし目立つので、気になりますよね。特に、できやすい肌タイプの方は、ニキビが炎症を起こさないように早めのケアが大切です。化粧品だけではなく、食事や睡眠など内面からも気をつけて、ニキビをなるべく作らないようにしましょう。