生活者の“健康と暮らし”に関する情報を発信するポータルサイト「マイライフニュース」を運営するヒューマン・データ・ラボラトリ株式会社では、日本人の2人に1人が悩む “胃の不調”の実情を知るため、日々患者と接している全国の医師350名を対象に、インターネットによるアンケート調査を行いました(実施時期:7月16日〜19日)。
機能性ディスペプシアの患者は増えていると感じる:82.9%
主要消化器系疾患のうち、治療に困る消化器系疾患の第1位に「機能性ディスペプシア※」があげられました。
機能性ディスペプシアは、胃の不調、胃弱の大きな原因としていま注目されている疾患です。発症にはさまざまな要因が重なり、治療の難しい病気としても知られています。今回の調査からも、「患者の増加を実感している」、「薬が効きにくい」、「治療体系が確立していない」など特筆すべき回答が得られ、専門医も手こずる”胃の不調“、機能性ディスペプシアの姿が浮き彫りになりました。
4人に1人の医師が、自身で胃の不調を感じた際に摂取する食材:ヨーグルト
もし自身で胃に不調を感じたとしたら、どんな食材を摂取するかを聞いてみたところ、第1位には「ヨーグルト」が選ばれました。4人に1人の医師が「ヨーグルト」を摂取すると回答しており、胃の調子が悪い時に適した食材と考えていることが示唆されました。第2位以下は、「おかゆ」、「豆腐」、「うどん」と続き、胃にやさしい食材が上位にあがりました。
調査概要
- 調査名:胃の不調に関する調査
- 調査方法:インターネット調査
- 実施期間:7月16日(火)〜7月19日(金)
- 調査対象:機能性ディスペプシアの診療経験のある医師350名
- 調査実施協力:医師専用コミュニティサイト「MedPeer」
※機能性ディスペプシア(FD)とは、症状の原因となる器質的、全身性、代謝性疾患がないにもかかわらず、慢性的に心窩部痛や胃もたれなどの心窩部(みぞおち)を中心とする腹部症状を呈する疾患です(日本消化器病学会ガイドラインより)